2007年3月11日日曜日

西荻図書館で借りた「江戸の町役人」を読む-04

 「地借人は土地を借りている商人などであるから、収入もあり相応の生活をしていたと思われる。同様に店借人でも表店借人は表通りに面した家を借り、奉公人を抱えている商家などが多かった。これにたいし、裏店借人というのは、落語の八つぁん、熊さんといった裏長屋の住人である。町の表通りから横丁のドブ板を踏んで奥に入ったところに裏長屋があった。」とある。
 一つの町に表と裏があって、表の商人の旦那と裏長屋の八つぁん、横丁のご隠居が一緒にいるという。町の構造がだんだん目に浮かぶようになってきた。

0 件のコメント: