2007年3月8日木曜日

西荻図書館で借りた「江戸の町役人」を読む-01

 「町役人とは、一般に町名主を筆頭に、家主の月行事のことを指している。しかし本書では、惣町支配の町年寄をも広義の町役人の範囲と考えている。他方、町奉行所の与力・同心などは「町方役人」であり、本書の対象外であると考える。」とある。
 町名主と月行事、惣町支配の町年寄、町役人と町方役人など、色々な役があることを知った。また奉行所も数々の変遷をしていることも知った。江戸時代を背景にした小説を読んできているが、役については、あいまいのまま読み過ごしてきたな、と思う。
 現代の都市生活が複雑なように江戸の生活も複雑であったことが次第にわかってきた感じがしている。

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